テクノロジー犯罪に遭遇して1849

私は東京都豊島区南長崎4丁目に住む在宅ワーカー内山治樹という51才の男性です。ハイテクノロジーを利用した犯罪者との格闘を毎日一方的に強いられ続けています。このブログはその被害報告を兼ねた日誌です。2008年12月5日被害報告書籍「早すぎる？　おはなし」発行。2010年5月12日「テクノロジー犯罪被害者による被害報告集」（編者・制作者として）発行。現在講談社ビジネスパートナーズより発売中！　　一日でも早く被害追体験装置の登場を！

3月8日（金）

今日の嫌がらせの度合い：☆処刑を望む★殺人レベル ●滅茶苦茶　◎特に酷い　○酷い　△普通（我慢できる程度）ﾗほとんどなし

今日の嫌がらせ：声（声によるなぞり）●　ノイズ★　肌の撫で回し★　（胸、右膝、脇の下、背中、肩、大腿、股、尻）　気配◎ 電磁波★（睡眠妨害、頭部に照射感や圧迫感と鈍痛。背骨に圧迫感、乳首に操作、肝臓と胃へのひどい操作、右瞼の痙攣） 資源の無駄遣い★

9時41分

8時に近畿地方の被害者の方からの電話で起こされた。珍しいことではない。8時半には近畿の信頼できる方にメールを送信し、その方の対応を依頼。こんなことも今では仕事の一環である。もう一時代前とは違い、被害者と称される（あえてまだこういう言い方をするが）方が現れたらすぐに対応が可能な人的システムがしっかりと出来上がりつつあるほどに、当然のようにこの事態は発生している。だから口を酸っぱくし、「明日はあなたが標的にされるかもしれない」ということを団体では訴え続け、街頭にまで出向き、善意と良心から道行く人々に注意を呼びかけてまでいるのだ。

被害者の側に立てば、当然被害者の側の現況というものを嫌でも身体で感じ取り、その中にどっぷりと浸かっている訳だから、被害とは関係のない素面の現実との比較が明確にできるのだ。

今春発行の被害報告集第2巻でも記述したが、私たちの心身に寄生しているこの技術は、世界の統轄、監視を実現する技術に近未来になるものである。

これは寄生虫と一緒で、その寄生を自覚できる人とできない人に分けられるのか、分けられないのかまでは予測はできないが、ただならぬものであることは、もういい加減感じ取っていただけているだろう。

しかしその技術がどういう者の手に渡り、乱用されているのかまで具体的には分からないのである。法規制がない。だから技術を使える側の絶対的有利がこの時点で保証されてしまうのである。これを権力側が持っているのだとすれば、法規制は彼らが納得するまで、実現しないとも受け取れる。その確率はかなり高い。だからと言って一個人の人権というものの踏みつけが許されていいのか。それを問い続けていきているのだ。こういうことがあった日には必ず、これを強く実感する。

昨晩はあれからも相当の触覚被害に苦しめられた。まず入浴だが、やはり尻に相当の触覚被害だ。お湯が皮膚を流れ落ちる際に当然そこに摩擦が発生する訳だが、それを利用しての、機会に便乗した触覚被害で、相当の効き目がある。入浴から完全に快適を奪うのに十分な操作である。

散々な入浴から上がり、寝間着を着て、今度は自由時間だが、晩酌をしながら、録画TVを鑑賞。酒好きならお馴染みの「酒場放浪記」とか「全国100軒酒場めぐり」とか、管理業で外泊や、日帰り旅行しかできない身だから楽しい「アド街ック天国」なる、私なりの楽しみが詰まった番組で、当然ゆっくりと落ちついて快適に鑑賞をしたい。誰にでもそういう気持はあるだろうし、寝入る前の1～2時間の自由時間である。とりあえずはその日の労をねぎらうことくらいは、これも誰にでもあることはではないのか。それを毎日毎日ひたすら妨害されるのだ。

まず聞こえるノイズ。それと下らない、程度の低い音声送信、それと極めつけは主に上半身へひどい触覚被害である。昨晩はガキの声はここに来て活発になり、「酔いが回るまでやってやる」等と必死になって加害行為に明け暮れている感じである。着衣が辛い。

おつまみに小皿に出したおかきをつまむと、すぐにオバサン声が「あっ、今せんべい食べたよ」等と向こうの誰かに報告しているような送信だって飛ばされる。音と触感でここまで徹底的にやられるのだ。

さらに睡眠不足から、終盤はうたた寝てしまう。すぐに消灯と戸締まりと洗面を済ませ、2時頃に就寝とした。

7時20分頃に覚醒の強要。「サー」というノイズが遠くに聞こえる程度。すぐに寝付く。

そして上記した電話で起こされたのだ。

電波妨害が激しくほとんど聞き取れないが、それでも名前と電話番号だけは聞き出し、すぐに地元の被害者の方に対応を依頼した訳だ。

そして雑事を片付けていくが、音声送信、触覚被害は並レベル。いろいろな声がいろいろな場所からぼそぼそと散発的に喋っている感じ、しかし制する側が強い。朝は大体そういう感じ。だからやかましいほどではない。触覚被害もいつもに比べればそれほどでもない。

音声送信は他に「止めれない、止める訳にいかない」「どうしてもやらなければいけない理由がある」云々も聞こえてくる。

あとは書斎に入り、パソコンの前に座れば自動的にはだか、右脇の下にインスタントコーヒーの空き瓶を挟み、右膝への触覚被害に耐えながらのこの記録である。

13時27分

被害はひどい。かなりのひどさだ。あれから今日は散髪に行った。近所の通い慣れている店である。少し待ったがその時間にノイズとガキの声が騒ぎ出し、胸へ相当の触覚被害。雑誌を読めない、というよりも持っていられなくなる。仕方なく放棄。

それから散髪の間は一応小康状態になった。散髪を終え、帰宅しすぐに昼食の準備。野菜ラーメンをつくった。調理中から触覚被害があり、食事中にはやはりかなりのエスカレート。後半が特にひどい。

それから近所のATMまでお金を引き出しに行ったが、その辺りから触覚被害がエスカレートしだす。音声送信は胸のデカい女と付き合えるとか、アナタを本気で好きになっている女がいるとか、大金が入るとか、もうすぐに終わるとか、全くいつもと同じ送信が続く。

帰宅したらもうダメである。いつもの野放し状態だ。声優の故ヒロカワタイイチロウ氏に酷似した声が聞こえ始め、脅迫と見下しを露骨にぶつけてくる。そして「この場所から絶対に追い出してやる！」等と凄んでいる。他の男性の声は謝罪で現れ、「内山君済まない、この男は君を目の敵にしている政治家の男で、君より少し年上なんだ」等と送信される、そしてそのヒロカワ氏の呻き声が聞こえ出す。それに対し私の触覚被害が少し弱まる。音声送信は「今少しずつ、このヒロカワに内山君の触覚被害を移している。始末してもいいと思っている」等の送信もあり、かと思えばいきなり中年女が現れ、「アナタのことを本気で好きになっている韓国の女性がいて、すぐに現れます。できるだけ付き合ってあげて下さい、その女性は退室した韓国の女性のCさんです」等のこれもいつもの送信だ。

ということで少し触覚被害は収まったが、書斎に入ってパソコンの前に座れば元通りである。今もはだか、右脇の下にはインスタントコーヒーの空き瓶挟み、そして右膝にひどい触覚被害である。今日はこれから書斎でグラフィック作業だ。

20時33分

被害は相変わらずだ。何も変化はない。それどころか、夕方に記録を更新しようと思っていたら、いきなり被害者の女性から電話が入り、面談を希望されたので、今目白駅前に喫茶室で面談を済ませ帰宅したところである。長年被害者として過ごしたが、1日に2件もの初めての被害者の方からヘルプをもらったのはこれが最初である。それだけ、この人体に反応する遠隔技術が普及をし始めていると判断しても良いかもしれない。この被害にはまったく無知に近い境遇にいた方で、本日に至るまで、そうとうの苦労をされてきたらしい。私が話す事実の一つ一つに驚きの連続だったようで、消化するのに、数日時間がかかるに違いない。

往復は自転車を利用、往復とも触覚被害とノイズとガキの声が過激なほどエスカレートする。

それと夕方までの書斎での作業も、さらに池袋の出力センターまでの外出時も触覚被害は普通に続いた。しかしやはり在宅時がいちばん被害はひどい。

今も当然はだか、右脇の下にはインスタントコーヒーの空き瓶が挟まっている。着服すれば触覚被害の反応され放題である。これから夕飯をつくる。